ヨーロッパの怪異「ハーメルンの笛吹き男」その1
ハーメルンの町ではネズミが増えて困っていた。
そこで放浪のネズミとり男に退治を依頼したところ、男は笛を使ってみごと町中のネズミすべてを川に誘い込み溺死させた。
ところが、町の人びとが約束の報酬を支払わなかったことから大事件が出来する。
男が吹く笛の音に誘われ、4歳以上の少年少女計130人が男のあとについていき、町の東郊外にあるポッペンブルク山で全員跡形もなく消え失せてしまったのである。
事件がおきたのは1284年6月26日、ヨハネとパウロの祝日のことだった。
グリム童話にも載せられ、「ハーメルンの笛吹き男」という題名で知られるこのできごとはまったくの創作、あるいは伝説というわけではない。