ヨーロッパの怪異!「ペスト」その4
ペスト菌による災禍は神以外の何者にもなせるはずがない、神の下した罰にちがいないと考え、わが身を痛めつけ神の許しを乞う鞭打ち苦行も流行をみせた。
死の恐怖から逃れるために集団舞踏の現象がおこることもあった。
人びとは群れをなし、時には全村あげて半狂乱になり踊り狂ったという。
オーヴェルニュのフレスコ画はその光景にヒントを得て描かれたものだろう。
未完成に終わったこともあろうが、生者と死者(骸骨姿で描かれている)がペアで舞踏をするこの図からは、底なしとでも形容したくなるほどの凄みすら感じられる。