再開 2
おいしい食事を終えた私たちが席を立ってそんな喧騒の中を出口の方へ向かっていくと、店の端っこの窓際の席に座っていた女性と一瞬、目が合いました。
それが誰なのか、もちろんすぐに私には思い当たったが、声をかけようかどうか少し逡巡しました。
かすかな気まずい思いが頭をよぎったからだが、今、この機会を逃したら次に会えるのはいつになるかわからない、いやそれどころかもう二度と会えないかもしれないという予感におののき、5秒くらいの問に大急ぎで私はその気まずさを克服し、彼女の方へ歩み寄っていって「こんばんは」と声をかけた。
「・・・・・」。
息を呑んだ顔、硬直した体。
やがて懐かしさにとろけそうになってジネットは立ち上がり、私を抱擁して両頬にキスをした。